在宅ワークがはかどる!おうちで集中できるパーソナルな空間づくり

働きやすさ

在宅ワーク、会社と違って集中できない・・・。家族の声や生活音で、リモート会議が進まない・・・。そんな方、いませんか?
おうちでのお仕事って、オン・オフの切り替えが難しいので、ついついサービス残業が増えてしまったりしますよね。
ポイントは「視覚」「聴覚」「パーソナルスペース」!在宅ワークに悩みを抱えるあなたに、おうちでも仕事に集中できて、在宅ワークがはかどるパーソナルな空間をつくるコツ、お教えします!

1. あなたのおうち、在宅ワークに向いていますか?

1-1. 雑多なお部屋では集中できない・・・

みなさんは、「在宅ワーク」 もう経験済みですか?

2020年、新型コロナウイルスの拡大により、 「リモートワーク」や「サテライトオフィス」、「在宅ワーク」など、会社以外の環境で仕事をするスタイルがさまざまな業界で普及していきました。緊急事態宣言の発令後、会社へ行かず、在宅ワークをするようになった方も多いのではないでしょうか。
在宅ワークによって通勤時間がなくなり、ご家族と過ごすひとときや趣味に没頭する時間が増え、今までよりも生活の質が上がったという方も少なくないはずです。

しかしその一方で、在宅ワークにより生活スタイルが変化し、ストレスを感じている方も少なくないようです。
コロナ前までは週5日間、会社で仕事をしていた旦那さん。コロナにより突然おうちでお仕事をすることになったため、慌ててリビングでパソコンを広げてお仕事をすることになりました。周りには取り込んだ洗濯物などがチラホラ。
お子さんもおうちで遊んでいて、おもちゃがあちらこちらに散らばっています。

散らかった部屋 イメージ

―――「あれっ??なんだか、集中できない・・・」

オフィスと違って、おうちの中は、たくさんのモノで溢れています。
そんな雑多なお部屋が、あなたの集中を妨げているのです。このような集中できない環境で仕事をすると、オン・オフの切り替えが難しく、かえってサービス残業が増える場合があります。

1-2. 家族みんなで、協力しあおう

オフィスには仕事仲間がいるため、一緒に仕事をすることでモチベーションも上がり、自然と集中できる環境が生まれます。さて、在宅ワークの場合はどうでしょうか?

―――「家族の声や生活音が聞こえて、スムーズに会議が進まない・・・」

リモート会議などで、こんな風に思ったことはありませんか?

おうちの中に書斎があれば一人で集中できるかもしれません。
リビングやダイニングなど、家族の共有空間で仕事をする場合、奥さんは掃除をしたり、美味しいご飯を作っていたり、お子さんは普段会社へ行っているお父さんがおうちにいるため、ソワソワしていたり・・・。家族の気配を感じ、声や生活音が気になってしまい、なかなか集中することができません。仕事に集中できず、家族にイライラをぶつけてしまうこともあるかもしれません。

奥さんも「なるべく静かにしなきゃ、邪魔してはいけない・・・」など、普段よりも気を使って生活するでしょうし、少なからずストレスは溜まるでしょう。

つまり、在宅ワークをするには、家族で協力しあうことが必要不可欠なのです!

リモート会議中男性 イメージ

2. 集中できる空間づくりのための3つの要素 ―――視覚・聴覚・パーソナルスペース

2-1. 視覚

前提として、人間は集中することが苦手な動物です。そこには脳の仕組みが密接に関わっています。はるか昔、私たちの遠い祖先は、過酷な生存競争の中で暮らしていました。敵から身を守るためには、常に周囲に目を向けて注意を払っている必要がありました。そうして脳は進化を遂げてきたのです。
その結果、人間の脳が受ける刺激の9割以上を視覚情報が占めるまでに至りました。そんな私たちが集中するためには、まず第一に、周囲の環境を整理整頓し、目の前の作業に視覚を誘導する必要があります。

2-2. 聴覚

音楽を聴きながらの仕事は人により効果が分かれます。集中できるという人もいれば、かえって集中を妨げられる人もいるそうです。ただ、聴覚は集中力向上と密接に関係しており、数ある聴覚効果のなかでも「ホワイトノイズ」は、聴覚を刺激して集中を高める効果が期待できます。ホワイトノイズとは、TVの砂嵐音のような「ザー」や「ゴー」という雑音のことを指します。ホワイトノイズを流したところ、注意力散漫な生徒の学習効果が上がったという研究結果もあるそうです。あらゆる周波数帯を含み、周囲の音を認識しにくくさせることで集中につながる効果があるようです。

視聴覚 イメージ

2-3. パーソナルスペース

「パーソナルスペース」とは心理的な安全地帯で、他人に侵食されると不快に感じる空間のことをいいます。パーソナルスペースの広さには個人差があり、また対象との関係性や心理状態によっても変化します。一般的に、家族や恋人といった親密な相手ほどパーソナルスペースは狭くなり、面識がない他人または関係性の良くない相手とのパーソナルスペースは広くなります。パーソナルスペースが侵されると、緊張して心拍数が上がるなど身体的な影響を及ぼす場合もあります。「この人、なんだか距離が近いな」と、友人や同僚などの距離感に不快さを覚えたことはありませんか?また、空いている電車内でわざわざ近くに座ってくる人がいたとき、違和感を覚えたり、身の危険を感じたりすることもあるかもしれません。

0~45cmの距離は「Intimate Distance(密接距離)」と呼ばれ、家族や恋人などごく親しい人に許される距離です。
次は「Personal Distance(個体距離)」で、45~120cm。両手を伸ばせば届く距離で、友人や知人などがこの距離感に含まれます。

そして、1.2m~3.5mが「Social Distance(社会距離)」。仕事の打ち合わせをしたり、クライアントと商談をしたりするのに適した距離です。最後の3.5m~7m(またはそれ以上)が「Public Distance(公共距離)」で、講演者とオーディエンスといったように、直接的な関係性がない場合に適用されます。

パーソナルスペース イメージ

男女のパーソナルスペースの違い

一般的に、男性の方が女性よりパーソナルスペースが狭いと言われています。
しかし、実はそれ以前に、男性と女性は、その人を取り巻くパーソナルスペースの形がそもそも違うとされています。
男性は視界に入る正面のパーソナルスペースが広く、女性は全方位に均等にパーソナルスペースが広がります。

パーソナルスペースを図のように重ねて考えた時、男性だけのパーソナルスペースの範囲内である部分が多いため、誤解を招きかねません。女性側は気にならない距離に近づいたとき、男性からすると密接距離に感じてしまい、男性側はその人と親密になったと勘違いしてしまうケースが起きたりします。これは興味深いですね!女性の方々は、不快に感じる範囲が男性よりも少ないので、思わせぶりな態度を取らないよう、お気を付けください!

電車に乗る時に、イヤホンで音楽を聴いている人をよく見かけますよね。私もその一人ですが、これは無意識にパーソナルスペースを聴覚でコントロールしていたようです。音楽を聴くことでパーソナルスペース内にいる人の気配が気になりにくくなり、音楽を聴かない状態よりもパーソナルスペースを他人に侵食された際の不快感が軽減されるのだそうです。これは在宅ワークでも同じように活用できそうな手法ですね!

パーソナルスペース イメージ図

アイデアが湧き出るオフィスレイアウト

3. 空間を区切って、オン・オフをはっきりと分けよう

ここまでは、集中できる空間づくりのためのポイントをいくつかご紹介してきました。ですが、これを実際におうちの中で実践するのは、なかなかハードルが高いですよね・・・?おうちはスペースが限られていますから、そのなかでも快適な空間をつくるにはどうすれば良いでしょうか?

もっとも簡単な方法としては、仕事をするためのスペースとくつろぎのスペースを決めて、パーティションなどで空間を区切る方法があります。視覚的に「オンの空間」・「オフの空間」をつくり出すことがポイントです!
パーティションの高さや幅によってはお部屋に圧迫感が出てしまうかもしれませんが、オン・オフの切り替えがしやすくなります。オンの空間で仕事をする前に少しフォーマルな服に着替えることも、気持ちを切り替えるのに効果的です!

視覚的に空間を区切ったものの、家族の気配や生活音を遮断することはできていないですね・・・。お子さんがパーティションからひょっこりと、お仕事中のお父さんの方を覗き込んでいる・・・なんてことが起こったりしそうです。

もう少し、視覚的かつ聴覚的にパーソナルスペースを確保できるような空間づくりをして、在宅ワークがはかどる環境を整えたいですよね。

パーティション イメージ
デスク空間 イメージ

4. オーダー感覚で、集中できるパーソナルなスペースをつくろう

最終章ではこれまでのポイントを踏まえて、視覚的・聴覚的に集中しやすいパーソナルな空間をつくり出せる、在宅ワークにぴったりのデスクボックスをご提案します。

図のようなデスクボックスの場合、書棚・デスク・パーティションの役割が一体となっており、お部屋の一角に配置するだけで、簡単に視覚的な「オンの空間」を生み出すことができます。また、上部フレームにプリーツスクリーンを付けることによって、デスクで作業をする際に周囲の視覚情報をシャットアウトすることも可能です。プリーツスクリーンの他、周囲の音を遮断したい場合は防音パネルをはめ込んだり、用途に合わせてさまざまな仕様をご提案することができます。これなら、ご家族のみなさんもお仕事の邪魔をすることなく、「オフの空間」で普段通り生活することができますね!

デスクボックス イメージ

集中しやすい空間をつくることができるため、在宅ワークにはもちろん、お子さんの学習用デスクにも最適です!

とてもシンプルで、どんなお部屋に置いても溶け込みやすく、飽きの来ないデザインです。
樹種・塗装色も、カンディハウスの家具と合わせてご用意できます。お部屋の雰囲気やお好みに合わせてお選びいただけるところも魅力的ですね!

サイズもご希望に合わせて製作できますので、書棚・デスク一体型や、ベンチ・デスク一体型など、さまざまなパターンでご用意が可能です。
上図のように、リビングダイニングの空間に配置して、お部屋の一角に読書スペースをつくることができます。

また、下図のように、2人用程度の子供部屋に2台設置し、空間全体を柔らかく区切ることができます。

デスクボックス配置イメージ1
デスクボックス配置イメージ2

このように、カンディハウスでは、みなさまのニーズに合わせて、おうちで集中できる新たな家具がご提案できます。
他にも、ご要望に合わせてさまざまな家具を製作してまいります。
ぜひお気軽にお問合せくださいませ。

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